整体師かねこの日記 | 北名古屋市のかねこ自然療法院

30歳代の初めての女性のお客様が来院。
首の回りに凝りのような違和感があるとのこと。

一通り身体の緊張を緩和させて、首の状態を確認していただいたが、若干楽になっているけど、あと一歩症状がとれない。

このお客様、施術を開始してから、皆さんによくする、ココロと身体の関係をさらっと話している時、何故か涙を流していらっしゃった。ご本人も何故だかわからない。

こういう事はよくあるのだけれど、こういった現象が起こると、症状が劇的によくなるケースが多い。
でも、この方はそうではなかった。

結局、首の違和感はなくならずに帰っていかれた。

一週間後、再度来院されました。
症状を確認すると、この一週間で首の違和感はすっかり取れてしまったそうです。

ただ、施術終了後の２日間は身体のダルさが続いたそうです。そして、３日目にびっくりするくらい楽になっていた。

その他にも、以前は一日外出すると、翌日は身体が辛くって仕方がなかったのが、首の違和感がとれてからは、その辛さがなくなり、連日外出することができるようになったとか。

やっぱり、あの涙のサインは間違いではなかった。大抵、涙を流すことは、ココロのデトックスをしているサイン。ココロと身体の緊張が取れて、自己治癒力が正常に戻る。

この方は、身体が回復するのに２日間かかったようですが、よりその仕組みが分かったそうで、私の整体に興味を持たれて再来院されたようです。

私が話すココロの仕組みを熱心に聞いていかれました。

新規の60歳代の女性のお客様が来院。
私の店から極々近いご近所さん。
以前から新しい整体ができたことは知っていて、今回肩が凝るから一度見てもらおうと思ってお電話をいただいたそうだ。

ですから、私の整体の内容を全くご存知ない。
こういうケースは少々緊張します。

私の整体は少しかわっていますから、ご近所さんに良くない噂をたてられたくないという、私のエゴがうずきます。
効果を感じられた方はすごい整体、全く効果を感じられなかった方は胡散臭い整体と感じる。
両極端。

何もご存知ない方には、初めに何も説明しません。
余計な先入観を与えないため。

この方も何も説明せずに施術を開始しました。

施術の途中で、お客様から質問がありました。

「先生が私の背中に手を置いている時は、とっても熱く感じたのに、別のところを触ると冷たくなるのはなんで？」
よくある質問です。これは、私の手が熱くなっているのではなく、お客さんの身体が反応して熱く感じているからなんです。

こう返答すると、「不思議だけど、とってもきもちいいねぇ」とおっしゃっていただきました。

ここで、初めて私が気功的な施術を取り入れてやっていることをお話ししましたが、すんなり受け入れていただけました。

施術終了後、肩の凝りや、リンパの腫れぼったさはなくなっていました。

そして、お客さんは頭の上から何かがスーッと抜けていくのを感じたそうです。
よく話しを聞いてみると、目を閉じたときにその時の自分の感覚が色でわかるそうです。
自覚していらっしゃらないけど、この方もちょっと不思議な方だったみたい。

最近こういうお客さんが多いなぁ。

テニス仲間が腰を痛めた。
テニスのウォーミングアップ中に突然腰に痛みがはしり、立てなくなってしまったそうだ。

何とか病院まで行って診察してもらうと、ぎっくり腰ではなく、腰椎付近の肉離れだと診断された。
痛み止めと湿布を渡され帰宅したが、それから４日間仕事にも行けない状況だったらしい。
痛みで寝返りも打つこともできず、起き上がるのに数分かかるような感じ。

それを聞いて、私が出張で整体しましょうか？と言ったのですが、それでは申し訳ないから、私が隔週金曜日に行っているテニスコートでテニスの合間に施術することになりました。

ただのぎっくり腰なら自信はあるのだが、肉離れとなるとどれくらい効果があるかわかりませんが、取りあえず施術開始。

なんとか施術台代わりのテニスコートにある机に寝てもらい３０分くらい施術しました。

ゆっくり起き上がってもらうと、施術前にあった　ズキッとする痛みがかなり軽減していて、楽に歩けるようになっていました。当初の私の目標は、日常生活と仕事へ復帰することができるくらいにはしたいというものだったので、まあ、これで善しとしましょう。

で、ここからがとても興味深い現象。

その日、彼が帰宅すると、突然熱が38度台まで上がってしまったそうです。
喉も痛くないし、風邪という感じはしない。腰は痛いし、踏んだり蹴ったりだなぁと思った。

が、夕方くらいになるとその熱が平熱に落ち着くと、腰の痛みが激減していたそうです。

金曜日に施術して、月曜日には軽くテニスができるようになっていたそうです。

これはいわゆる好転反応というわれるもので、他のお客さんでも同じように熱が出た人や気持ち悪くなって嘔吐してしまった方、痛みが一時的に強くなる方がいらっしゃいました。そして、それが落ち着くと、身体が楽になっている。

低下していた身体の機能が回復し、痛んだ身体を戻すために一旦不快な症状が出る。
要するにデトックスしているような感じなんでしょう。

私が施術してから、彼にあったのは、４日後の火曜日。
その時には、万全ではないものの、試合までしてました・・・。

嬉しいことなんですが、正直言ってもう少し安静にしていただいた方がよいのですが・・・。

私の仲間はテニスばかばかりです。

人には、それぞれ役目がある。という人がいる。
私も、そう思う。

北名古屋市にあるカフェのママさんは、人と人を繋げていくお役目をもっているらしい。

以前から、私にいろんなお客さんを紹介していただいていた。
不思議と彼女から紹介していただいたお客さんはとてもよく治っていただける。

以前の日記にも書いたと思うのですが、一ヶ月前、私がテニス中に捻挫をした際、ちょうどその日にこのカフェに立ち寄った。それも、ママさんから紹介していただいたお客さんと私の間で多少のトラブルがあったことのお詫びをするために。

ママさんと私が話していると、カフェの常連さんの女性が入ってきた。彼女は、特殊な方法で身体のトレーニングをしているトレーナーの方だった。

私が捻挫したてだということで、なんとその場で骨格を整えていただいた。お陰様で、その後の捻挫の治りはとても早くなりました。

そして、そのトレーニング方法が気になった私は、後日トレーニングを受けに行きました。
いろいろとお話ししていると、私の考え方ととても共通点が多いことがわかる。

そして、今度は逆にトレーナーの彼女の生徒さんを施術して欲しいとの依頼が入る。

他にも、カフェの常連さんの中で、感性が似ている人たちが自然に集まり、いろいろとお話しする機会があったり。

すべて、このカフェのママさんが起点となっている。
特に、彼女は意識したり、これが私のお役目なのよ！なんて考えていない。自然にそうなっているみたい。

私のお役目は、はたして何なのか？なんて考えていても、しかたがないので、淡々と整体をやって行きます。

知り合いの女性が乳癌になった。
メールでその事を私に伝えてきて、手術の前に私の整体を受けたいとおっしゃっていただけました。

この方は、もう７～８年のお付き合いになりますが、よく精神的な話しをしました。
彼女にいろいろな悩み事が発生するたびに、考え方のアドバイスをしたものです。

ですから、ココロの仕組みや、この世の仕組みをとてもよく理解されている方です。
が、そんな方が癌になった。

癌が発覚してから、メールでのやり取りしかしていないので、彼女の精神状態がよくわかりません。
そんな状態で、彼女が当院へやってきました。

扉が開いて、彼女と私が目を合わせて数秒後、　今考えても不思議なんですが、二人で大笑いしてました。
全くをもって不思議です。

そして、しばらく二人で会話しました。

癌が発覚してから、数日間、さらにリンパに転移していることが分かってからの数日間はひどく落ち込んだそうです。いっぱい泣きもした。でも、自分でも不思議なほど、それ以降は有難さがふつふつとわいてきたそうです。

仕事のこと、家族のことでいろいろ悩んでいたことが、癌になることによって、全く気にならなくなり、
周りの方たちの温かい心遣いが有難く感じる。今生きていることが有難く感じる。

理屈では分かっていたこと、すべてに感謝しなきゃと思っていたこと、それが、癌になることで自然にできるようになっていた。自分の中からわいてくる。

”私にとって癌になることは必要だったんだ！”と思うようになったそうです。

不安や恐怖心が全くないわけじゃない。でも、それを無理に抑え込んでいる感じでもない。

ここまでお話しして、あった瞬間に二人で大笑いした理由が分かった気がします。
彼女がこんな風に感じているから、そして私もそんな彼女の気持ちのごくごく一部ですが理解できるから、そんな二人が暗く思いつめて話す必要はないのです。

癌になること、病気になること、あえて言うなら死すら、「悪」ではない。
そんな風に感じられたら、本当に幸せなんだろうなぁ。

１年以上前から膝が痛むようになった３０歳代の男性のお客様。
接骨院へ半年通ったが、いまいち良くならないと来店された。

柔道をやっているので、そのせいではないかとおっしゃっています。

一通りの検査を終えて、施術開始。
いつも通り、まずは身体全体の緊張をとる施術をする。
その間、およそ15分。

身体が緩んできた感じがしたので、一度立って膝の状態を確認してもらった。

なんと、この時点でほとんど痛みがなくなってしまっていた。
施術前は、正座すると痛みが出ていたのに、それもなくなっていた。

これだけ短時間で激変する人は、経験上、ストレスによる影響が大きい方が多い。

この方にも、「何かストレスに感じていることありますか？」と尋ねましたが、思い当たる事はないとのこと。
ですが、この膝痛が出た少し前のことを思い出してもらうと、やっぱりありました。

この方、東北のご出身で、身近な方が何人も亡くなっているそうです。
そして、ちょうど膝痛が発症したころ、亡くなった方たちを思い出してしまい、夜眠れなくなってしまったそうです。
しばらく安定剤を服用して、今では大丈夫らしいのですが・・・。

「救えなかった・・・」という想いがわいてきたそうです。
当然、当時東北には住んでいなかったので、救えるわけはありません。
でも、「救えなかった」と自分を責めてしまう。

おそらくこの想いが身体を緊張させ、身体を歪ませていたんだと思われます。

今現在はココロの奥深くにしまい込んでいますが、身体はそれを教えようとします。
だから、私のところに来たのかもしれません。

１年以上前から膝が痛むようになった３０歳代の男性のお客様。
接骨院へ半年通ったが、いまいち良くならないと来院された。

柔道をやっているので、そのせいではないかとおっしゃっています。

一通りの検査を終えて、施術開始。
いつも通り、まずは身体全体の緊張をとる施術をする。
その間、およそ15分。

身体が緩んできた感じがしたので、一度立って膝の状態を確認してもらった。

なんと、この時点でほとんど痛みがなくなってしまっていた。
施術前は、正座すると痛みが出ていたのに、それもなくなっていた。

これだけ短時間で激変する人は、経験上、ストレスによる影響が大きい方が多い。

この方にも、「何かストレスに感じていることありますか？」と尋ねましたが、思い当たる事はないとのこと。
ですが、この膝痛が出た少し前のことを思い出してもらうと、やっぱりありました。

この方、東北のご出身で、身近な方が何人も亡くなっているそうです。
そして、ちょうど膝痛が発症したころ、亡くなった方たちを思い出してしまい、夜眠れなくなってしまったそうです。
しばらく安定剤を服用して、今では大丈夫らしいのですが・・・。

「救えなかった・・・」という想いがわいてきたそうです。
当然、当時東北には住んでいなかったので、救えるわけはありません。
でも、「救えなかった」と自分を責めてしまう。

おそらくこの想いが身体を緊張させ、身体を歪ませていたんだと思われます。

今現在はココロの奥深くにしまい込んでいますが、身体はそれを教えようとします。
だから、私のところに来たのかもしれません。

足に痺れや痛みがあるという４０歳代の男性が来院された。
病院の診断ではよく分からなかったそうですが、症状を聞く限り、坐骨神経痛にとてもよく似ています。

骨盤の歪みがひどいのは検査をしてみるとよくわかる。

いつもどおり、直接的な刺激は与えず、身体を緩ませていくと、冷たくなっていた足先が温かくなるのを感じたそうです。
施術を終えて、立って状態を観てみると、骨盤の歪みで制限されていた左への身体の回旋がスムーズに回るようになっていました。ご本人も、とても楽になったとお喜びでした。

この方へは、まったくココロと身体の関係について、お話ししませんでした。特に理由はなかったのですが。

数日後、２度目の来院。
症状は数日はよかったのですが、やはり多少戻ってしまっていました。
ですが、施術終了後には楽になっていただけました。
今回ほとんど会話はなし。と思っていたら、ご本人からお話しがありました。

「前回の施術終了後に、先生のブログを拝見しました。ココロと身体の関係参考になりました。」

特に私が何も言わなくても、自分でブログを読んでいただき、なおかつ素直に受け入れていただける。

ありがたいです。
身体の回復の反応がいいのも頷けます。

捻挫をした。
私は、テニスを趣味にしているので、たまに捻挫します。
いつもは、右足をやるのですが、今回は左足。
しかも、走って行ってギクッとやったのではなく、ジャンプした着地でやってしまった。
かなり酷い。いつもなら、２～３日でテニスができるようになるのだが、２週間たった昨日久しぶりにテニスをすることができました。

これでも、早い方だと思います。

ただ、私流の考え方では、この捻挫もいろいろな経験と出会いをもたらしてくれた。

捻挫をやった当日、ちょっとした用があった喫茶店でたまたまいらっしゃっていたトレーナーの方が足の調整をしてくれた。この方が実に面白い。精神世界のことをよくしっていらっしゃる。身体のことを知ることで、どんどんその感覚が芽生えてくる？とおっしゃっていた。

さらに、数日後から３日間整体の勉強会へ参加。この時もまだ痛みはそうとうありました。
当然、施術のモデルになることが多かった。

実際に痛みがあるので、私自身施術の効果を実感できるのがよかった。

そして、何と言っても自分が痛めたことによって、自分の身体を自分自身で調整する勉強になったし、自分の身体への興味が前よりましてきた気がします。

やっぱり、何事にも善い、悪いはないんだと感じる今日この頃。

初めてご来院の30歳代の女性のお客様。
数か月前にぎっくり腰をやって、整形外科で薬と湿布薬をもらって２週間くらいで落ち着いたが、いまいちスッキリしないとのこと。

かなり身体に歪みがあるのは、ぱっとみてわかる。
身体の左右回旋が片方だけとてもやりにくい。

最初の数分間背中に手をあて、違和感があるところを流すと、ご本人も分かるくらい身体が緩んでくる。
その後、仰向けになり施術を続けていると、お客様と私の整体についての話が始まった。

初めていらっしゃる方は、わけが分からないので当然です。
ココロと身体の関係について話しをしました。

この方も多数の方と同じように、ストレスを自覚してない様子。
でも、いろいろと話しを進めていくと自分の思考の癖が分かってくる。

すると、「なんか涙がでてきました・・・」
別に悲しいわけじゃないけど、泣きたいわけじゃないけど涙がでてくる。
これは、自覚していない、無意識の奥にしまい込んだ自分のストレスが解放され始めたサイン。

時間いっぱいまでお話しして、立ってもらうと、違和感のあった腰がスッキリとしており、回旋も左右均等になっていました。

ほとんど施術らしい施術はせず、身体に手を当てながら話しているだけ。

たまにこれだけで、症状が劇的に改善される方もいらっしゃる。

いかに、ストレスが身体に強い影響を及ぼしているかという証拠になると思います。