整体は北名古屋市のかねこ自然療法院へ

知り合いの女性が乳癌になった。
メールでその事を私に伝えてきて、手術の前に私の整体を受けたいとおっしゃっていただけました。

この方は、もう７～８年のお付き合いになりますが、よく精神的な話しをしました。
彼女にいろいろな悩み事が発生するたびに、考え方のアドバイスをしたものです。

ですから、ココロの仕組みや、この世の仕組みをとてもよく理解されている方です。
が、そんな方が癌になった。

癌が発覚してから、メールでのやり取りしかしていないので、彼女の精神状態がよくわかりません。
そんな状態で、彼女が当院へやってきました。

扉が開いて、彼女と私が目を合わせて数秒後、　今考えても不思議なんですが、二人で大笑いしてました。
全くをもって不思議です。

そして、しばらく二人で会話しました。

癌が発覚してから、数日間、さらにリンパに転移していることが分かってからの数日間はひどく落ち込んだそうです。いっぱい泣きもした。でも、自分でも不思議なほど、それ以降は有難さがふつふつとわいてきたそうです。

仕事のこと、家族のことでいろいろ悩んでいたことが、癌になることによって、全く気にならなくなり、
周りの方たちの温かい心遣いが有難く感じる。今生きていることが有難く感じる。

理屈では分かっていたこと、すべてに感謝しなきゃと思っていたこと、それが、癌になることで自然にできるようになっていた。自分の中からわいてくる。

”私にとって癌になることは必要だったんだ！”と思うようになったそうです。

不安や恐怖心が全くないわけじゃない。でも、それを無理に抑え込んでいる感じでもない。

ここまでお話しして、あった瞬間に二人で大笑いした理由が分かった気がします。
彼女がこんな風に感じているから、そして私もそんな彼女の気持ちのごくごく一部ですが理解できるから、そんな二人が暗く思いつめて話す必要はないのです。

癌になること、病気になること、あえて言うなら死すら、「悪」ではない。
そんな風に感じられたら、本当に幸せなんだろうなぁ。