整体師かねこの日記 | 北名古屋市のかねこ自然療法院

あるお客様との会話。

仕事先で同僚から間接的にクレームを言われたんだそうです。
この方ばかり楽な仕事を選んでやっていて、自分がその分
イヤな仕事をしているというクレーム。

この方には全くそんな気はなかった。
なんなら自分の方がそのイヤな仕事をしてると思っている。

これは個々の価値観や意見の相違なだけなので、相談して
改善していけばいいだけの話。

ただ、この方こういった経験を何度もしてる。
今までは、私にどこか悪いところがあるから改善しようという
スタンスで対応してきたそうです。
でも今回は、自分には悪気がなかったんだから、自分を責める
のはやめようと思ったんだとか。

これ正解！

悪気がないなら、「ああ、あの子はそう捉えてたのね。」
で済むはず。

潜在的に自己否定があるから、どこか自分に悪いところがある
と感じるわけ。

逆に言うと、自分が潜在的に自己否定があることに気が付く為に
クレームをつけられる経験をする必要があったということ。

友人のカウンセラーさんが作ったカレンダーに

「あなたがもっとも怖れていることは
自分の素晴らしさを認めること」

と書いてあります。

なんか変に聞こえますよね？
何で怖れなきゃいけないの？そんなの怖れてないよ。
という人がほとんどだと思います。

我々は自分のことを大好きです。
でももう片方で自分のことが大嫌いなんです。

何が嫌いかって、エゴがある自分。

潜在的にエゴがある自分は好きになれないんです。
だから、自分を認めることが怖いんです。

私はお客さまにエゴの説明をするとき、
エゴは悪者でもなく、なくすものでもありません。
といいます。

エゴに翻弄されることが苦しいのであって、
エゴそのもの悪いわけじゃない。

だって、エゴは価値観ともいえるし、個性ともいえるから。

ただこれって、分かっていてもなかなか腑に落ちないんですよね。

私は、前世や来世を信じています。

見たこともないし、証明もできないけど
なんかそっちのほうが腑に落ちる感じ。

潜在意識とよく言いますが、前世での感情が残っている
って捉え方もできます。

私は、前世で何度の何度も覚醒しようとしたけど、
エゴにまみれてそれを達成できなかった自分を責めている。
根拠はないけどそんな感じがしています。

だから今、そんな前世に語りかけます。

「もう責めなくていいよ。」
「いろんな経験してくれてありがとう」
「その経験のおかげで今の私がいるんだよ。ありがとう。」

こんな言葉をかけ続けます。

するとなんか楽になってくるんです。

今私が経験していることも責める必要がないと感じることができます。

意味が分からないと思います。
でも、実践してみないと感じないこともあります。

信じる、信じないはあなた次第です！

今、目の前に起きている現象は
過去の自分が感じていた感情が具現化したもの。

今イヤな現象が起きているということは、
過去その「イヤ」な感情で生きていたということ。

今また「イヤ」な感情が湧いているということは、
未来にまたイヤな現象が具現化するということ。

なんか損じゃない？

だったら、今起こっている現象に飲み込まれている
ことに気が付いて、

「あぁ、何かに気が付かせるためにこれが起こってるのかもなぁ」
と少しでも感謝する意識を持てたのなら、

未来、感謝したくなるような現象が具現化するんです。

今自分が考えていること。
感じている感情。

これを当たり前だと思ってませんか？

「他人にこんなこと言われたら、当然イヤな気持ちになるよ。」
本当にそうだろうか？

イヤだという感情がダメだと言っているわけではない。

なぜイヤだと感じるのか探ってみる必要があります。

人に言われたからその感情が発生したの？

おそらく他人に言われる前から潜在的に自分でそう考えていたんじゃないの？

イヤな気分にさせたのは他人ではなく、
人に言われてイヤな気分だったことを思い出しただけ。

潜在的にずっと自分にダメ出ししているんです。

これを解消するには、他人のせいにしていては無理です。
だってそれは原因ではないから。

潜在的に自分にダメ出しし続けていることに
気が付き続けること。
これが自分を癒すということ。

気に入らない誰かがいるとして、

その人とであって「気に入らない」という経験をしているということは、
何か自分の中に観るべきものがあるということ。

たいていは、表現の仕方は違えど、同じエゴを持っているということ。

最初はそんなはずはない！と感じるけど、自分を知っていけば行くほど
分かってくる。

だから、その相手を許すってことは、自分を許すってことになるんだよなぁ。

常連のお客様が久しぶりに来院された。

なんとひどい火傷をして、何か月か動けなかったとのこと。

この方、腰痛やら肩こりやらその他の症状がいろいろあります。
この方、人にいろいろやってあげたくなる性分らしい。
家もきれいに掃除します。

どんなに疲れていても

でもご本人は嫌でやっているわけではないとおっしゃいます。
自覚がないのです。

これって結構やっかい。だって自覚がないから。
本心でやってあげたい。掃除したいと思っているなら
こんな症状でません。

本当は感情がでてお知らせが来ているはずなんですが、気付かないから
身体が表現し始めます。腰痛とか肩こりとか。

それでも、気付かないので「ケガ」でお知らせがきます。

強制的に動けなくされるんです。

ケガも必然ですよ。

例えば、自分の部下がミスばかりする。
毎回とても腹が立つとします。

腹が立っているのは事実でしょう。
でも、その裏に「期待」が隠れている可能性はないだろうか？

「俺はしっかり出来ている。」という優越感。

優越感を感じるということは、潜在的に自分への不安があるということ。
その不安を軽くするために優越感を感じる必要がある。

優越感を感じるためには、ミスをする部下が必要だった。

必ずしも全員にはあてはまりません。

でも、その隠していた不安に自分自身が気づいていくと楽になります。

相手も許せるようになりますし、
ひょっとしたら、部下のミスも減るかもしれません。

だって、その現象は自分が引き寄せているのだから。

みんな頭の中で、いろいろつぶやいています。
恐らく無意識に。

それが楽しいことならいいのですが、
将来に対する不安だとか不満だったら気付いて止める練習が必要です。

だってそれはエゴのつぶやきだから。

それをこねくり回していても、いわゆる良いことが起こったり、
その不安、不満は解決しません。

むしろその不安や不満がより感じやすくなる現象が来るだけです。

考えるだけ「損」ですよ。

前回の日記の続きです。

転職するべきかどうか悩んでいらっしゃる20歳代の男性のお客様。

転職したい理由は、残業を強いられることに対する不満です。

もし、この方に本当にやりたいことがあるから！という動機なら問題ありません。
ですが、職場に対する「不満」が動機で、しかも悩んでいるならすぐに結論を出すことはおすすめしません。

なぜなら、その「不満」「ストレス」の本当の原因は職場にはないから。
この方の場合、自分に自信がないことが原因だと推察されます。
ですから、もし次の職場に行ってもそれに気づかされる現象が起きます。

こういう場合、もし悩んでいるなら「決めない」というのも選択肢の一つです。

悩んでいても何も解決しません。
だったら、結論を出さないで、自分と向き合い、「自分に自信が持てない」というエゴを少しでも癒すことに専念するんです。

だって、自分と向き合うのに、今の職場が「最適」だからその職場にいるのだから。