整体師かねこの日記 | 北名古屋市のかねこ自然療法院

喉のあたりに違和感があり、咳が止まらないという症状の方がいらっしゃった。
しかも二日続けてお二人も。

お一人目は５０歳代の女性の方。
昨年の１１月ごろから咳が酷くなり、病院で診てもらうとアレルギー反応と診断され、薬を処方された。
しかし症状は改善せず、薬を別のものに変えてもダメだったそうです。

そこで私のところへ行こうということになったそうなんですが、咳で整体に行くというのもおかしなものです。
私も全くをもって自信がなかったのですが、せっかくいらっしゃったのですから施術させていただくことになりました。

こういう場合、整体師としての知識が通用しないケースでは特に直観が大切になってきます。
咳が止まらないのはなぜか？と自分に問いかけて、何となくお客さんの身体を見渡します。
そして気になったところをスタートする。

今回は胸のあたりに違和感を感じます。
そこに手を当てて、じっと変化が起こるまで待つ。そして私自身何か感じないか観察してみる。

数分間そうしていて、お客さんに症状に変化がないか尋ねると、
喉の周辺がとても楽になってきたとおっしゃいます。

そして次に気になる首の後ろ、頚椎に手を当てしばらくすると、こちらは胸より激しい反応が私に伝わってきます。
その反応がやわらいだので、またお客さんに症状の変化をお尋ねすると、もうほとんど咳がでないとのこと。

この方、ご主人とお二人でいらしていたので、ご主人の施術中待合室て待っていただきました。
およそ１時間弱、ほとんど咳がでることはありませんでした。

結局、薬を飲んでも症状に改善がなかったのが、私の施術で症状が緩和しました。

これでわかること。

この咳はアレルギー反応なのかもしれません。違うのかもしれません。
けれども、身体に起こる症状の本当の原因はやはり自分のストレス、エゴ、価値観であるということ。

胸のあたりに溜まるストレスエネルギーは主に、淋しさだと聞いたことがあります。私もそう感じます。

この方も、ココロの奥底にある淋しさを無視し続けて来て、身体に溜まっていき、それを教えるために咳という症状がでたのではないでしょうか。

お二人目の方については、後日書いてみようと思います。

久しぶりの更新です。

HPをご覧になり、股関節痛とひじ痛で初めてご来院いただいた４０歳代の女性。

何年も前から股関節の違和感が気になっていて、他の整体院さんへ通われていたそうです。
施術を受けると数日は良いのだけれど、また元に戻ってしまう。

なんで元に戻ってしまうんですか？

この質問に私なりに回答しました。
当然身体のバランスが崩れているから。これが一般的な整体院さんでの回答でしょう。

では、身体のバランスが崩れる原因はなんなんでしょう。
姿勢が悪いから？生活習慣が悪いから？運動不足？
当然これらも原因なんでしょう。

ですが、根本的な原因はストレスです。
ストレスをため込むと、自律神経のバランスが崩れ、内臓や筋肉のバランスを悪くする。
だから、いくら整体へ行って身体の調整をしてもらっても、またストレスをため込めば戻ってしまう。

そして、このストレスの原因は何かと尋ねると、たいてい
「私の周りにこんなにイヤな人がいるんです」とか、「仕事が忙しくて」とか他人や環境が原因だとおっしゃいます。

でも違います。

原因は外にはありません。
千人が同じ経験をして、全員が同じ感情が湧くのであれば、原因はその経験（条件や環境）だと言えますが、
千人全員が同じ感情を抱くことありません。

といことは、その感情の原因は自分の価値観、エゴ、執着にあるといえます。

ストレスを解消するためには上記のことを知ることが重要なんです。
ストレスを感じた時、我々はつい外に意識が向かいます。
例えば、他人に何か言われて腹がたったのなら、その人に。

でも、本当の原因はその外にはないのですから、ストレスは解消されません。

本当の原因である自分の価値観に意識が向けば、不思議とモヤモヤは抜けていきます。

今回ご来院いただいた女性もいろいろとストレスを抱えていらっしゃったそうです。
私のこの話しを素直に聴いていただいて、かなり腑に落ちたご様子。

一回目の施術でかなり股関節の可動域が広がり、痛みも軽減しました。

そして一週間後二回目の施術にいらっしゃったときに、

一週間とてもココロが楽でいられたとおっしゃっていました。ご主人にもそれが分かったようで、奥様の様子が変わったことを指摘されたそうです。

股関節痛も再発していないそうで、さらに原因が自分の価値観にあったのだということが腑に落ちたとおっしゃっていました。

ご紹介で、初めての女性からお電話をいただきました。
この方のお父さんを施術して欲しいということなので、お受けしました。

ご予約いただいた時間に、お電話をいただいた娘さんとお父さん、お母さんがいらっしゃいました。

ご予約の際にはどんな症状なのかをお聞きしなかったのですが、
お父さんは悪性リンパ腫にかかっているとのこと。いわゆる癌です。

最近まで抗がん剤治療をやっていて、ある程度腫瘍が小さくなったのですが、また一つの腫瘍が大きくなってしまったようで、私に一度診て欲しいというのです。

正直にお話ししました。

私には癌を治すことはできません！！

それが大前提で、これも何かの縁なので施術させていただくことになりました。

施術開始にすぐに寝てしまわれ、施術終了までぐっすりです。

施術終了後、いろいろとお話しさせていただきました。
私の整体の仕組みや身体の仕組みなどについて。

特に、今後抗がん剤治療をするかどうかについても質問されました。

娘さんやお母さんはこれ以上抗がん剤を使用することには反対されていたので、私も私が知る限りの抗がん剤の仕組みとリスクについて、意見させいていただきました。

数日後、今度は娘さんが整体を受けたいということで、来院されました。
その時、お父さんが施術の翌日からとても身体が軽くなり、気分が良くなったことを教えていただきました。
ありがたいことです。

ですが、どうやらお父さんは、家族の反対を押し切って、二度目の抗がん剤治療をすることに決めたそうです。
娘さんは抗がん剤治療に反対なので、初めお父さんが暴走した！と感じたそうです。

ですが、お父さんとゆっくりお話しをしたら、それが暴走でないことが分かったそうです。

お父さんはこうおっしゃったそうです。

「皆がこれほど、自分の為を想っていろいろとやってくれているのに、自分が何もしないではいられない。抗がん剤のリスクも承知の上で、私はそれに勝って見せる。」

娘さんはこの言葉を聞いて納得したそうです。

今までのお父さんは、「死にたくない」という気持ちで治療されていたのではないでしょうか？
それが、「生きたい」という気持ちが大きくなって、この言葉がでてきたのかもしれません。

病気は治してもらうものではありません。

私も今のお父さんなら、抗がん剤治療を乗り切ってくれると信じています。

「娘が離婚しそうなんです。」
とご相談をいただきました。

この方、２年くらい私のところへ通われていて、私が話す内容をよく理解されている。
ですから、単刀直入にお話ししました。

娘さんが離婚するかもと聞いて、どんな感情が湧いたか？

離婚＝不幸せ、ダメなこと
と思っていませんか？

自分の目の前で起こることは必然。
自分のエゴに気付きそれを手放していくために必然。

離婚すること自体は善いことでも悪いことでもありません。

ただこの方に、離婚することは不幸なこと、人生の失敗であるという価値観があるだけです。

で、この価値観は無意識の内にご自身を縛り、苦しめています。

まだ、離婚が決定したわけではありません。
今は、その現象をどうにか変えよう、娘さんを離婚させないようにしようと試みるより、
まず、このご自身の価値観に気が付き、手放して行こうとしてみてはどうでしょう？

娘さんにとって、この離婚は必要なことなのかもしれません。
もし、必要でないことなら、起こりません。
どう必要なのか？娘さんがその離婚を通して、自分のエゴに気が付き、手放して行く。
楽になっていく。

娘さんの未来を信用してあげましょう。

もし、それができないのであれば、この方も自分自身の未来を信用していないということです。

明けましておめでとうございます。

本日より、通常営業はじめました。

今年は、緊急のお客様が入ることなく、ゆっくりとお正月を過ごしました。

ゆったりと、自分を観ることを淡々とやっていきたいと思います。

今年もよろしくお願い致します。

今年の営業も本日をもって終了となりました。

最後まで沢山の方にご来院いただき、ありがとうございました。

来年は、

1月4日　日曜日

より通常営業いたします。

2015年も皆さんにとって良い年となりますように。

あるお客様が自分のストレスについて話し始めた。

この方、あるサークルを主催されている。
その活動の中で、最近どうもうまくいかないらしい。

立ち上げ当初からのメンバーで、この方のサポートをしている方が自分の与えられた仕事をしてこない。
いろいろと話しをしてみるのだけど、どうもうまく伝わらない。

などから始まり、そもそもこのサークルの立ち上げ方にも問題があったとかいろいろおっしゃる。

ストレスがすっきり解決しない方の典型で、論点がご自身も気付かないうちに多方面にずれて行く。

私の役目として、こういう方の思考の的を絞って、ご自身の方へ向くように手助けする。

私は聞いてみた。

「その方が与えられた仕事をしてこないと、あなたはどう感じるんですか？」

「もー！仕事ができないヤツだな！」と感じるとおっしゃる。

この感情がヒントなんです。

「もー！仕事ができないヤツだな！」の言葉を補足すると、おそらく、

「私より」が入っていませんか？
「もー！”私より”仕事ができないヤツだな！」じゃないのかな？

そして、苛立ちや怒りの感情の裏に「優越感」が潜んでいないだろうか？

もし優越感があるのなら、この方の中に、「劣等感」も同時にあるはず。

そして、この「劣等感」を埋めるために、この現象が起こっているんではないでしょうか？

もしそうであれば、この方の中の「劣等感」がなくならない限り、
この劣等感を埋めるために、この劣等感に気付くために、同じような現象が続くのかもしれません。

ご紹介でいらっしゃった60歳代の女性の方。

股関節が痛むとのこと。整形外科へ行っても良くならないらしい。
病院では、左右の脚の長さが違うので股関節に負担がかかるという説明を受けていらした。
ですから、靴の中敷きの厚さを変えて調整している。

ですから、素足で立っていると、片方の脚が浮いているように感じるそうです。

検査してみると、　骨盤がかなり大きくねじれているのがわかる。
要するに、脚自体の長さが違うのではなく、骨盤の捻じれで左右の脚にかかる負担が変わっているのだろう。

足先から膝、骨盤へと緊張を解いていく施術をした後、実際に立ってもらった。

施術前に感じていた片脚が浮いた感じがかなり減っているそうです。
股関節の痛みも緩和している。

骨盤の捻じれをそのままにして、靴で調整すれば、ひょっとして股関節の痛みはなくなるかもしれませんが、根本的な解決にはならないでしょう。

お客さんとのやりとりで面白かったので紹介してみます。

ある方と精神的なことをお話ししている過程で、こんなことを尋ねてみた。

私：「神さまの存在を信じますか？」

客：「いや～、私は神は信じていません。」

私は、特に神を信じる、信じないにこだわっていないので別の話題になった。

私：「人生の目的はなんだと思いますか？何のために人間として生まれてきたと思いますか？」

客：「ん～、どんな人にも役目があると思うんですよね・・・神さまから与えられた」

私：「あれ？神さまの存在は信じていないんですよね？」

客：「あれれ・・・」

おそらく「神」というと、いわゆる宗教的な何か・・・嫌悪感とかが働くので反射的に否定されたんだと思います。
私がいう「神さま」というのは、この方が無意識に言葉にされた、この「神さま」なんですよね。

誰もが持っている、この得体のしれない感覚・・・畏れ（おそれ）

私も何が言いたのかわからないけど・・・

この感覚について、ゆっくり考えてみるのも大切だと思いますよ。

占いってなんのためにあるんだろう？

鑑定してもらう側に不安があるから占ってもらいたいと思うんだよね。

嫌なこと、不幸から逃れたい！

でも、いわゆる不幸から一生逃れることなんてできるんだろうか？

嫌なことから逃れることが人生の目的なんだろうか？

いわゆる嫌なことがあるから自分を知ることができる。

正しい占いの利用方法は、

①楽しい！ウキウキわくわくするから占ってもらう。

②鑑定の結果を聞いて、自分にどんな感情が湧くか観察する。
そして、その感情と向き合う。

特に、②がとても大切なんじゃないかと思うな・・・。