整体師かねこの日記
抗がん剤(2015/04/06)腰痛なら北名古屋市の整体(かねこ自然療法院)へ
ご紹介で、初めての女性からお電話をいただきました。
この方のお父さんを施術して欲しいということなので、お受けしました。
ご予約いただいた時間に、お電話をいただいた娘さんとお父さん、お母さんがいらっしゃいました。
ご予約の際にはどんな症状なのかをお聞きしなかったのですが、
お父さんは悪性リンパ腫にかかっているとのこと。いわゆる癌です。
最近まで抗がん剤治療をやっていて、ある程度腫瘍が小さくなったのですが、また一つの腫瘍が大きくなってしまったようで、私に一度診て欲しいというのです。
正直にお話ししました。
私には癌を治すことはできません!!
それが大前提で、これも何かの縁なので施術させていただくことになりました。
施術開始にすぐに寝てしまわれ、施術終了までぐっすりです。
施術終了後、いろいろとお話しさせていただきました。
私の整体の仕組みや身体の仕組みなどについて。
特に、今後抗がん剤治療をするかどうかについても質問されました。
娘さんやお母さんはこれ以上抗がん剤を使用することには反対されていたので、私も私が知る限りの抗がん剤の仕組みとリスクについて、意見させいていただきました。
数日後、今度は娘さんが整体を受けたいということで、来院されました。
その時、お父さんが施術の翌日からとても身体が軽くなり、気分が良くなったことを教えていただきました。
ありがたいことです。
ですが、どうやらお父さんは、家族の反対を押し切って、二度目の抗がん剤治療をすることに決めたそうです。
娘さんは抗がん剤治療に反対なので、初めお父さんが暴走した!と感じたそうです。
ですが、お父さんとゆっくりお話しをしたら、それが暴走でないことが分かったそうです。
お父さんはこうおっしゃったそうです。
「皆がこれほど、自分の為を想っていろいろとやってくれているのに、自分が何もしないではいられない。抗がん剤のリスクも承知の上で、私はそれに勝って見せる。」
娘さんはこの言葉を聞いて納得したそうです。
今までのお父さんは、「死にたくない」という気持ちで治療されていたのではないでしょうか?
それが、「生きたい」という気持ちが大きくなって、この言葉がでてきたのかもしれません。
病気は治してもらうものではありません。
私も今のお父さんなら、抗がん剤治療を乗り切ってくれると信じています。
投稿者