整体師かねこの日記
太陽でいなさい(2014/05/29)肩こりなら北名古屋市の整体(かねこ自然療法院)へ
三人のお子さんがいる30歳代の主婦の方が来院した。
慢性的な腰痛に加え、二、三日前から足首が痛むとのこと。
この方は久しぶりですが、3回目の来院。
ですから、ストレスを溜めやすい性格なのは分かっている。
ですから、施術開始と同時に最近気になる事(ストレスに感じること)を伺った。
私のことを少なからず信頼し始めていらっしゃるので、最初から涙を浮かべながら訴えてきました。
どうやら実の母親とのやり取りで感情が爆発してしまうらしい。
ご自身が辛いことがあり、母親に相談すると、
「そんなに暗い顔をしていてはダメ!」
「母親は子供にとっていつも太陽でいないといけないのよ!」
こんなようなことを言われたらしい。
もう腹が立ってしょうがない。
「お母さんは私のこと好きじゃないの?少しくらい愚痴を言わせてくれてもいいじゃない!」
ここから私は彼女にアドバイスをしはじめました。
まず、一点目。
お母さんがなんと言おうと、あなたはどんな状態でも、お子さんにとって太陽なんだということ。
あなたが、怒っていても、泣いていても、ちゃんとお子さんにとって太陽であるということ。
本当の太陽も、曇っていたり、雨が降っていればその輝きは見えない。
でも、太陽自身の輝きがなくなってしまっているわけじゃない。
雲の後ろにはいつも太陽は輝いている。
あなたが怒っていても、泣いていても、心の中心の輝きがなくなっているわけじゃない。
だから、悩んだり、怒ったり、泣いたりしている自分を責める必要はない。
あなた自身の輝きがなくなっているわけじゃないんだから。
そして、二点目。
これは、いつも通り、ココロの話し。
お母さんに言われて腹が立ったのは、自分自身がそう思っているから。
自分に自信がないから。
お母さんのその言葉は、それに気づかせてくれているだけ。
問題はお母さんじゃなくて、自分の中にある価値観やエゴなんだということ。
彼女自身がそれが不安だから、お母さんに指摘されると、腹が立つんです。
一通り、お話しをすると、彼女は涙を浮かべながら、落ち着いた様子になりました。
施術をはじめたばかりの時は、お母さんに言われたことを思い出すと、無性に腹が立ったのに、
今は、そのセリフを思い出しても腹が立たないそうです。
お母さんから、「太陽でいなさい」と言われた現実は何も変わっていないのに・・・。
施術終了後、腰も足首の痛みもなくなっていました。
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