整体師かねこの日記
幸せの条件(2013/04/19)肩こりなら北名古屋市の整体(かねこ自然療法院)へ
前回の続き
ストレスは、マイナスエネルギーを取れば済む話ですが、このお母さんの大きな特徴は、子供を管理したい自分がいることなのです。これは、なかなか気づけません。
どうして管理したいのでしょう。
多分、自分の中に理想があって、我が子を良い子にしたいわけです。きちんとした良い子に育てばいいと思っているのです。
で、当のお母さんはきちんとした人でしょうか。たぶんきちんとした方でしょう。
そこで私は、こうお聞きしたいのです。
「ある程度、あなたはきちんとされていると思います。それが理由で自分が幸せになっているかどうか、それが本当にあなたにとって得かどうか?」ということです。
自分はきちんとした人である、それによって、自分が今幸せでいるかどうかです。
きちんとしていることが幸せの要因であるかどうかは、わからないと思うのです。世の中には、きちんとしていなくても幸せな人はたくさんいますよね。
きちんとしていることと、「幸せの条件」とは別のことなのです。
そこで、原点に戻ってみます。このお母さんは、どうして子供にきちんとして欲しいと考えるのか?
それは、お子さんに幸せになってもらいたいからでしょう。それが本当の理由のはずです。自分が理想とする子供に育ったら、その子は幸せになる、と思っているのです。でも、それで幸せになるかどうかはわからないのです。
きちんとさせることが、子供が幸せになる道だとお母さんは、ずっと思ってきました。
そして、子供に対して口うるさく言って、子供を不幸にしているわけです。本来の目的は、子供の幸せのためだったのに、親子で言い争いばかりして、結果的に子供を不幸にしていると言えないでしょうか。
最初に書いたように、悩み苦しんでいる人の原因が「きちんとしたい欲求」からきているのです。
もし、お子さんが親のいう事を真に受けて、「きちんとしなくちゃいけないんだ」という考えを強く握ったら、その子の将来はつらいものに見えてきませんか。
なぜなら、きちんとしていない時、自分も他人も両方をとがめているからです。
すべての問題は、否定し、とがめることによって起きてくるのです。
「きちんとするのがいい」という価値観を持つと、必ず問題に遭遇するのです。
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