整体師かねこの日記
行動の原点(2013/02/14)偏頭痛でお悩みなら北名古屋市の整体(かねこ自然療法院)へ
お客さんとの会話。
60歳代の女性のお客様。娘さんが孫娘を叱っているのをみて、「そんな叱り方したら、孫はいい子に育たないよ」と娘さんに注意するのだそうです。
でも、娘さんはそんな意見に耳を傾けず、言い合いになってしまうとか。
お客さんのこの行動の原点には、純粋に娘さんやお孫さんのことを思いやる気持ちもあるでしょうが、そうでない部分もあることを我々は知らない。
それは、″そんな叱り方”をすると、”いい子に育たない”という、このお客さんの価値観(不安)。
要するに、自分の価値観(不安)を相手に押し付けているということ。
不安からでた行動はなかなか相手に受け入れられない。受け入れられてしまったら、ご自身に不安があるということに気づけないから。
別の言い方をすると、娘さんはお孫さんに自分の価値観を押し付けている。それを見て、お客さんは娘さんに自分の価値観を押し付けている。実は、お客さんも娘さんも同じことをしているんです。
この話しをした時、お客さんは、こう言いました。
「でも、一般的に教育を勉強されている方たちの研究結果にもあるように、罰を与えたりするような叱り方は子供にいい影響を与えませんよね?」
おっしゃる通りです。
でも、ここでの問題点とは違います。
その意見の真偽は置いておいて、私は、自分の行動の原点に何があるのかを観て欲しいと言っているのです。
恐らく、お客さんが今のまま、娘さんに意見しても、受け入れられないでしょう。
でも、お客さんが自分の中にある不安に気づき、向かい合った後、その意見をいったら、娘さんは受け入れるかもしれません。
全く同じ言葉なのに。
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