整体師かねこの日記
善意(2011/01/30)【整体 名古屋 腰痛 偏頭痛 肩こり ぎっくり腰 ヘルニア 五十肩】
今読んでいる小説の中に興味深い内容があった。
生まれつき全盲の青年は、まったく知らない人から、
「何も言わずに、これ使って」とお金を渡される。
哀れな者を見る目で、まるで、募金でもするかのように。
青年は、憤慨すべきなのか、悲しがるべきなのか、感謝するべきなのか、
判断もつかない。
もちろん、お金の手渡してきた人は悪人ではないだろう。
逆に、あからさまに舌打ちして邪魔者扱いする人もいるぐらいなのだから。
ある日変わった友人と出会う。
その友人は、全盲の青年がいつものように見知らぬ人からお金を手渡される
のをみると、
「なんでお前だけなんだよ!何で俺はもらえないんだよ!」と怒りだす。
「それは僕が盲導犬を連れているし、目もみえないからじゃないかなぁ?」
と説明しても、
「そんなの関係ねぇだろ!ずるいじゃねか!」とわめきだす。
友人のこの「普通」の対応は普通にはできない。
大抵の人は、どこかに目の見えない彼を差別している部分がある。
その差別意識を“善意”に置き換えてしまっているときがしばしばある。
当然私の中にもあると思う。
私は以前から、“かわいそう”と自分が感じたときに、ふっと自分中をみる
ようにしている。
多くの場合、その”かわいそう”の感情を追っていくと“エゴ”に行き着く。
決して、かわいそうだと思うなと言っているわけじゃなく、ただ、そういう
価値観が自分の中にあるということに気づいていくだけ。
ただ、そういうことなんです。
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